毎月めぐみ保育園より、子どもたちの様子や園長の感じた内容をお届けします。

子ども達が喧嘩をすることは日常茶飯事、当たり前のことです。そこからさらに、噛むとかぶつとかの喧嘩になることがあります。保育園としましては、その様な喧嘩があった場合、子ども達に対し何回も何回も、繰返し繰返し「お友達を、噛んでは駄目だよ。本当に痛いんだよ。」と噛まれた跡を見せながら訴えます。その時、子ども達の多くは横を向き、顔を真っ直ぐにはしません。自分の中で『まずいことをした。』と思っているんだと思います。私達は「先生の目を見て。」と訴え、私達の気持ちを子ども達に伝えます。しかし、当然のことながら一度や二度、「いえいえ」、十度や二十度では無くなるものではありません。だからこそ、繰り返すことが大切なことだと思っています。
さて、数日前の話です。ある男の子に「〇〇くん、お友達と喧嘩したくなった時、〇〇くんはどうするの?」と聞きました。その時、彼は「「『いいよ』.って思うんだよ。」と言いました。私は「いいよ」の意味が分らなかったので、「『いいよ』はお友達を許してあげるって言うこと?」と聞き直しました。彼は「そうだよ。」と言ってくれました。
「4歳くらいの子が、そんなこと言えるの。」と思わず、面くらい次の言葉を失ってしまいましたが、「いいよ。」を反芻していくうちに「えっ、それって凄いじゃない、そう言えるんだ。」と身体が温かくなる思いがしました。
そして、私自身の確信として、繰返し繰返し言うことの大切さ、それは少しずつだけれど子ども達の心の中に浸透しているんだと思えるようになりました。
でも、追伸です。〇〇くんも、私の舌の乾かぬうちに友達と喧嘩をしていました。
本当に、繰返し繰返しだと、思わしてくれる出来事でした。

