毎月めぐみ保育園より、子どもたちの様子や園長の感じた内容をお届けします。

先日、知合いの社会福祉系大学の講師と話す機会がありました。福祉系の大学では3年生になると高齢者・障害者・児童施設へ其々2週間に及ぶ実習があり、実習は卒業にも関係する単位の取得になります。
学生は実習先を自分で決めるか、大学が用意した実習先を選ぶかするのですが、最近学生達に大きな変化が起こっているそうです。
それは、2週間の実習に耐え切れず、実習を勝手に放り投げ止めてしまう学生が2〜30%もいると言うのです。そして、その原因は「実習先での人間関係に耐えることが出来なくて」と言うものでした。社会福祉を志す者が人間関係に耐え切れず実習が出来なくなるようでは本当に困ったものとしか言いようがありませんが、この話には更に続きがあります。その続きとは、行けなくなってしまった学生の親が大学に抗議に来ると言うのです。要は「子どもの行けるような実習先を用意して欲しい。」と言ってくるとのことです。そのような親子関係だから、ちょっとした躓きに耐え切れず、逃げ帰ってしまう人間に育ってしまったと言えないでしょうか。
少なくとも二十歳を過ぎた大学生は自己責任のもと自らの行動を決めていく人間に育っていなければ困るのであり、実習先の問題に親が出る幕など有りはしないのです。親が、そして回りの大人がその様な学生に育ててしまったと言えます。残念ながら、今の若い人達の現状であり、親(勿論、一部ではありますが)の現状を垣間見たと言えます。
その話を聞きながら思ってことはやはりめぐみ保育園の子ども達のことです。保育園の子ども達からはそのような学生を出さないことを願わずにはいられませんでした。乳幼児期が人間関係を作り上げる初期であることを考えると、私達の仕事の大切さを肝に銘じる思いで講師の話を聞いていました。

