毎月めぐみ保育園より、子どもたちの様子や園長の感じた内容をお届けします。

本当に早いもので、今年度も卒園の時期を迎えてしまいました。いつまでも今いる子ども達と一緒にいたいと思っていてもそうはいかないのがこの3月です。この一年子ども達は大きく成長しました。2月の園便りや各クラスの便りの中に子ども達一人ひとりの様子が書いてあり、成長の跡をはっきりと見ることが出来ます。
一年間を通して最も驚いたことの一つにクリスマス会のときのこぐま組・うさぎ組の合奏があります。鈴とカスタと大太鼓の合奏でしたが、ピアノに合わせお母さん・お父さん達の前で見事に演じていたことに感激させられました。
しかし、私が更に驚いたのはりす組の子ども達でした。延長保育の時間、遊び半分で子ども達に鈴を持たせピアノで「みんなのマーチ」を弾いたときのことです。ピアノに合わせ鈴を鳴らし始めた子ども達、ピアノが間奏に入ったとき子ども達は鈴を胸におきピタッと音を鳴らしませんでした。ピアノに合わせ、音を鳴らすことさえ難しいと思っていた年齢の子が、音を鳴らさないでいられるのです。これは大変なことではないでしょうか。しかも楽器は『鈴』です。
年中・年長の子ども達に楽器を教えるとき、楽器を鳴らすことではなく、楽器を鳴らさないことから教えるときがあります。特に、鈴は手を振るだけで鳴ってしまいますので、鳴らすことよりも、間奏のとき鳴らさないでいるほうがよっぽど難しいことです。
その鈴を胸で押えて鳴らさないでいられるりす組の子ども達の能力には驚きを越えたものがありました。
しかし、驚いてばかりはいられません。
私達はその様な子ども達の能力を本物にしていくことが大きな任務。正に、身を引き締められる出来事でした。

