毎月めぐみ保育園より、子どもたちの様子や園長の感じた内容をお届けします。

新学期が始まり、3ヶ月が過ぎました。この間、保護者会、園便りなどを通じ「躾」のことを考えてきましたが、この間、保育園で起こった象徴的ともいえる出来事をお伝えしたいと思います。
昼食を食べ終わったときのことです。保育士がふとある2歳児の様子を見ていると、その子は自分の食べた食器を重ね合わせていました。周りを見ると、重ね合せている子どもが2〜3人いることに気付きました。そこで、「もしかしたら、子ども達は食器の片付けが出来るかも知れない」と思い、机を一台用意し、重ねた食器をそのまま運ばせ、一つずつ同じ形の食器を重ねるようにしました。子ども達は始め戸惑いましたが、僅か3日で2歳児全員が自分の食器を片付けられるようになりました。食器を重ねている友達の姿を見て、自分もやりたいと思う、ある種の競争意識をあおる事により、直ぐに全員が出来るようになったケースと言えましょう。
保育園ではこの様に集団の力を借り、競争意識を掻きたて、子ども達のやる気を起こさせ、持っている「力」を向上させていく事に力点を置きます。最初はある程度強制ですが、最終的には子ども自身が当り前のように行えるようになるのです。
勿論、躾けは2歳や3歳で終了するものではなく、寧ろ私達は子どもの躾けの端緒に付いたばかりです。あせらず、しかし粘り強く子ども達と接していきたいものです

